心の研修の実績
こころの研修 第十一回
海と光と緑の楽園・沖縄で癒しの体験
研修者:神谷 御一行(10名)

◇研修開催式
那覇空港で開催式
いよいよ心の旅が始まる
沖縄は暑かった。令和3年4月13日、那覇空港に降り立った研修生の第一声はそれだった。
照りつける沖縄の陽光は彼らを歓迎するかのように輝いていた。青い海・青い空・透き通る爽やかな風が吹く中で、開催セレモニーが行われた。
神谷さんを代表に女性4人、男性6人の計10名が参加し、癒しの島・沖縄心の旅がいよいよ始まった。

戦跡巡り、平和学習~平和の礎~


・戦没者の追悼と平和祈念
去る沖縄戦などで亡くなられた国内外の20万人余のすべての人々に追悼の意を表し、御霊を慰めるとともに、今日、平和の享受できる幸せと平和の尊さを再確認し、世界の恒久平和を祈念する。
・自らのご先祖様の礎に追悼の意を込める。参政党の神谷氏(左写真)。改めて戦災について学び、現代の当たり前となった平和について見つめなおし、恒久平和を願いました。
■平和の礎 その2

各都道府県別の礎に追悼し
沖縄の地で平和を祈願
平和の礎は日本全国から派兵され、亡くなった日本人、更には外国人に至るまで、戦没した方々の名前が礎に刻まれています。研修生はそれぞれの礎に向かい、御霊に追悼の意を込めて祈りました。
その後、沖縄でパーラと呼ばれる売店で冷たいアイスクリームを頂いて気を休めました。
沖縄で御霊に祈りを捧げ、そして恒久平和を願うことができたでしょう。
平和学習~白梅の塔~


・白梅の塔とは
沖縄県立第二高等女学校の生徒からなる学徒隊の最後の場所である。八重瀬町富盛に所在する八重瀬岳の第24師団 第1野戦病院解散後、6月4日以降に16人学徒隊が移動して辿り着いた豪である。学徒隊は最後まで軍人の手当をして、この場所で自決した。
この地を訪れた研修生は稲嶺氏の学徒隊が行った学徒隊の任務遂行と自決に関しての説明に耳を傾けた。
沖縄戦の悲惨さを目の当たりにした研修生は、現在の教育現場では教えられない真の歴史を知り、考え直す場となりました。また現在の平和のありがたさを実感できたことでしょう。
■白梅の塔 その2

集団自決の場において
学徒隊が懸命に軍人に尽くし、そして最後に自決したここ白梅の塔において、それぞれ複雑な思いが込み上げてきたでしょう。
このような場だからこそ価値のある話ができる。一般社団法人みらい理事長の話はこの環境で本来あるべき福祉のあり方と参政党との理念の共通点、並びに今後の日本のあるべきビジョン、そして真の仲間との出会いと絆について真剣に語った。
これこそ本音の語りとなり、研修生は真剣に理事長の話に聞き入った。
参政党・みらい懇親会


・懇親会の目的
懇親会は、参政党と一般社団法人みらいの共通離縁とお互いの絆を深めるために行われました。神谷氏と稲嶺氏は初めに今後の日本の危機について語り、政治問題から戦災に至るまで熱く語った。これによって皆さんは相互に理解を深めることができた。また、一番の目的である参政党とみらいとの絆もより強固なものとなり、親睦会は大いに盛り上がった。これぞまさしく「いちゃりばちょーでー」である。
懇親会 その2

懇親会後の皆の思い
沖縄と本土の文化・風習・歴史を超えて、親睦会では参政党とみらいの仲間が心中深くから語り合い、そして笑い、出会えたことで真の友情(仲間意識)とは何かを理解できる場になった。
「君もこれからは僕らの仲間、飛び立とう、青空の下へ」その思いを皆さんはかみしめることができたことでしょう。
もう、参政党とみらいの仲間は兄弟です。
離島癒し体験~阿嘉島~


・米軍初上陸の地、阿嘉島について
久場島沖の戦車揚陸艦上で待機していた台1群の上陸部隊は、水陸両用車に乗り換え、海軍の先導艇を先頭に進路を一斉に北東に取り進撃を開始した。上陸部隊は途中阿嘉島沖で二手に分かれた。1個大隊は阿嘉島の集落の正面海岸へ、ほかは慶留間島の正面海岸と外地島へとそれぞれ進撃した。
このような沖縄陸上戦初の舞台となった阿嘉島で、戦争の悲惨さと大自然を両立して感じられる大変貴重な思いを抱くことができました。
コバルトブルーの海で癒しの体験

シュノーケリングで沖縄の海を体感
眩しい太陽光線が青い海に降り注ぐ。ダイビングスーツを身にまとい、シュノーケルをかけるともう心は都会の騒めきから解放される。
舟に乗り、無人島沖へ行くとそこは美しいサンゴ礁と魚たちが待っていた。
ウミガメや南国特有の魚たちと戯れると沖縄の自然の醍醐味を感じることができる。きっとこころの憂鬱感も取れたのではないでしょうか。
戦争体験者(金城さん)の話を聞いて


・実際に戦争体験をした方の語りを聞く
現代では数少なかった戦争体験者のお話を聞く研修生は、語りべの金城さんの顔をじっと見つめた。「阿嘉島に上陸してきた米軍兵は実際には優しかった」「米軍兵は飲料(缶詰等)を分け与えてくれた」という。一般には米軍は恐ろしかったと言われていたが、それは真実の歴史話ではないと知ることができた。
研修生も今まで誤解していた本当の沖縄戦を知ることができたと同時に、この話を地元に帰って伝えていきたいという思いになったと口にした。
■サイクリング・散策で心のリフレッシュ

島を巡り、沖縄の文化を知る
本土とのものとは少し違う、とても魅力的な文化・風習に触れながらサイクリング・散策をすることで、その違いに研修生は驚かれたでしょう。
それによってその文化の由来が気になった方もいるのではないでしょうか。
透き通る風を感じ、青い海と空の下で思う存分に沖縄を感じていただけたと思います。
今度沖縄に来たときはどこでどんな体験をしようかなと思う研修生もいたのではないでしょうか。
■琉球料理を満喫し、食の文化を体験

沖縄でしか味わえない琉球料理
琉球料理は歴史をたどると、琉球王朝時代に中国の冊封使や薩摩の在番奉行等を饗応するための料理が生まれ、調理技術や作法等を洗練させて宮廷料理として確立しました。それが上流階級に伝わり、明治以降は一般家庭にも広がりさらに発展をとげました。
今回は沖縄海産物を利用した刺身や、タコライスを食べて沖縄の食文化に触れました。
阿嘉島で水揚げされた新鮮な刺身も、沖縄でしか味わう事の出来ないタコライスはきっと研修生にとっては良き思い出になったでしょう。
感動のフィナーレ
研修もいよいよクライマックス。
夕日が水平線に沈んだ後、焚き火を囲んでそれぞれの人生の体験談を語りました。
マキが燃えてあたりを照らし、それを囲んで各自の苦労から現在に至るまでを語り、研修生に「これからは君たちと私たちは仲間だ」「またいつでも沖縄に来てください」と隊長が語った。
やがてマキが燃え尽きて辺りが暗闇に包まれて上空を見上げると都会では見られない満点の星が夜空に輝いていました。夜空を見上げつつ、研修は無事終わりました。研修生の皆さんは、辛いとき苦しいときはきっとこの研修を思い出すとまた頑張ろうという意欲が湧くことでしょう。
